『立甲』とはどのようなものかご存知ですか?
その文字の通り「肩甲骨を立てる」ということなのですが、立甲ができるようになると様々なメリットがあります。
今回の記事では、
・立甲がどのようなものか?
・立甲ができるようになることでどのようなメリットがあるのか?
・立甲の習得に向けて取り組むべきエクササイズ
についてご紹介します。
立甲とはどのようなものか?
『立甲』とは下の写真のように「筋収縮によってコントロールされた状態で肩甲骨の内側が浮き出ている状態」をいいます。

この「筋収縮によってコントロールされた状態」ということが非常に重要です。長胸神経の麻痺などによって、前鋸筋が機能しなくなることで似たように肩甲骨が浮き出ることがありますが、この場合は立甲とは呼ばず、『翼状肩甲』と呼ばれる神経症状の一つです。
立甲で働く筋肉とは?
立甲で主に働かせるべき筋肉は、前鋸筋、肩関節外旋筋、三角筋後部線維、上腕三頭筋です。




これらの筋肉を適切に扱いこなすということは、すなわち「脇を締める」「脇を利かせる」ということであり、手・腕に力を加えるあらゆる場面においてこれらを適切に使いこなせるようになることが立甲を習得する最大の目的です。
「脇を締める」「脇を利かせる」ことがどういうことかその基本を以下の記事でご紹介しておりますので、ご興味のある方は是非お読みください。