普段立っているときに、足の裏のどこに最も体重がかかっているのか考えてみたことはありますか?
足裏のどこに体重がかかるかによって、姿勢を保つときの筋肉の働き方が大きく変化します。
今回の記事では、足裏のどこに体重をかけるのが良いのかを考えてみましょう。
つま先重心のデメリット
つま先に常に体重がかかっているということは、すなわち常につま先立ちの状態で居続けていることと同じことだと考えてみましょう。
つま先立ちをするときに働く筋肉は、ふくらはぎの筋肉。つま先重心が続くとふくらはぎに力が入り続けてしまうため、ふくらはぎの第二の心臓としての働きが弱まり足のむくみを引き起こしやすくなります。また、力が抜けにくくなることでこむら返りも引き起こす原因となっている場合もあります。
外側(小指側)重心のデメリット
外側(小指側)に体重がかかっているということは、内側に重心を寄せることができていないということを意味します。特に内ももの筋肉がうまく働いておらず力が外に逃げている状態です。同時に太ももの外側にも力が入りがちとなり太ももが太く見えやすくなります。
この状態が続くと膝(ひざ)がだんだんと外を向きO脚姿勢へと変化しやすくなり、加齢と共にこの変化が強くなると、変形性膝関節症にもなりかねません。
内側(土踏まず側)重心のデメリット
内側(土踏まず側)重心のデメリットは、外側重心の真逆です。
土踏まず側に重心が寄ってしまっている状態は重心が内に逃げている状態であり、骨の構造的に内側へのねじれを引き起こします。大腿骨が内にねじれると膝が内向きに入りやすくX脚となり、この状態が続くと土踏まずが潰れ扁平足を引き起こします。これはお尻の筋肉(臀筋)がうまく働いておらず、外向きのねじれを適切に作り出せていないために起こる姿勢です。
なぜ踵重心が最も良いのか?
THE コツ™️ TRAINING では、普段の立位姿勢を『踵重心』で保つ方法を推奨しております。
それは、身体の骨構造的に各関節・各筋肉に最も負担をかけず、骨を積み木を積み重ねるようにして効率よく、かつバランスよく立つことができるようになるからです。
しかし、踵(カカト)に体重をのせて立つと言っても、つま先を上げて踵だけで立つわけではありません。
では、どのようにして立つのか?
それは、身体の重心が踵の真上に位置するように骨の位置関係を調整する立ち方をするのです。
より具体的なメリットや踵に体重をかけて立つ方法は下の記事で詳しく説明しております。
かかと重心を促す『Laboo.』の詳細については以下をどうぞ。
動画で詳しく姿勢を整えたい方は、こちらをどうぞ。
※【Laboo.を用いた立位姿勢の整え方 -Full ver.-】の動画視聴料は【¥330(税込)】となります。
動画視聴をご希望の方は、THE コツ™️ TOOLs オンラインショップから¥330円分の動画視聴チケットをご購入ください。ご記入くださったメールアドレスへ動画視聴可能なURLをお送りします。
あなたの普段の立ち姿勢は、踵の真上に重心を置けているでしょうか?
特に普段からハイヒールを履いていると、いつの間にかつま先重心が当たり前になってしまいがちです。
今一度、自分自身の立位姿勢の重心位置を見つめ直してみてくださいね。
THE コツ™️ TRAINING
堤 和也