テニスやバトミントンなどのラケットスポーツで、手打ちになってしまうことにお悩みではありませんか?
今回の記事では、手だけの力でスイングしてしまう癖を下肢・体幹からパワーを生み出せるようになるためのをポジショントレーニングをご紹介いたします。
手打ちによって起こる問題とは?
手打ちになることによって、
①「テニス肘」のように肘周辺を痛めやすくなる
②手首をこじるようにしてスイングすることで手首周辺を傷めやすい
③体幹部分とのつながりが弱くなり肩が上がってしまいやすく、肩甲骨がうまく機能せず肩を傷めやすくなる
④下半身との連動性が乏しく股関節が機能しないため、膝に負担をかけやすい
などといった怪我のリスクが高まります。
さらに怪我の問題以外にも、
・球速が上がらない
・ボール・シャトルに勢いが乗らない
・軽い球しか返せない
・コントロールがうまく利かない
・スイング後の動きの切り替えが遅い
などというようにスポーツのパフォーマンスに関わる部分にも問題が現れます。
なぜ手打ちになってしまうのか?
そもそもなぜ手打ちになってしまうのでしょうか?
その一番の理由は、脚、体幹部分と腕の動きが連動していないからです。脚は脚だけ、腕は腕だけといった具合に、それぞれが別個の状態でラケットをスイングさせてしまっているのです。
コート上を動き回りながら、ラケットをスイングする場合には、
ステップする脚の動きとの上半身との連動が不可欠
です。
上半身と下半身の動きが連動するとスイング時の姿勢(特にテイクバック時)はどのようなものになるのかを、まずイメージとして持っておきましょう。
フォアハンドストローク(オープンステップ)
右脚で右側に踏み込むステップを右オープンステップと呼びます。
このオープンステップの状態で、
右:スローイング(投球)、フォアハンドスイング
左:バックハンドスイング
を下肢・体幹部分から動きを引き出していきます。
フォアハンドストローク(クロスステップ)
左脚で右側へ踏み込むステップを右クロスステップと呼びます。
このクロスステップの状態で、
右:スローイング(投球)、フォアハンドスイング
左:バックハンドスイング
を下肢・体幹部分から動きを引き出していきます。
バックハンドストローク(オープンステップ)
左脚で左側へ踏み込むステップを左オープンステップと呼びます。
このオープンステップの状態で、
右:バックハンドスイング
左:スローイング(投球)、フォアハンドスイング
を下肢・体幹部分から動きを引き出していきます。
バックハンドストローク(クロスステップ)
右脚で左側へ踏み込むステップを左クロスステップと呼びます。
このクロスステップの状態で、
右:スローイング(投球)、フォアハンドスイング
左:バックハンドスイング
を下肢・体幹部分から動きを引き出していきます。
LUNGE ON THE BALL
上記全ての動きにおいて着目すべきは、
・足裏で体重のかかる位置
・股関節・骨盤の状態
・体幹部分のねじれ
・肩甲骨の状態
などです。
これらを適切な位置関係に置くことで、動きの連動性を高め、このポジションを適切に保つための軸・芯の強さを高めるトレーニングが『LUNGE ON THE BALL』です。
バランスボール上で一つ一つ丁寧に動きを作り上げた状態で、ボールの反発を利用しながら運動することによって、投げる・振る・打つときの力と動きが連動しながらも、軸が崩れない身体を作り上げることができるようになりますよ。
※【LUNGE ON THE BALL – for throwing & swing -】の動画視聴料は【¥330(税込)】となります。
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THE コツ™️ TRAINING
堤 和也