ただ単に身体を柔らかくしたいわけではなく、実際のスポーツで使いこなせるような股関節の柔軟性を身につけたいとお考えではありませんか?
最も基礎的な股関節のストレッチと股関節周辺の筋肉の緩め方については下記の記事にまとめましたが、スポーツレベルで使える深い股関節の可動域を獲得するためには、これだけではまだまだ不十分です。
ではどのようなストレッチに取り組めば良いのか?
スポーツレベルで股関節を使いこなそうと考えると、必要なのは単なる柔軟性だけではなく、その柔軟性によって引き出された深い可動域の中で動きに必要な筋収縮を引き出せること。
それは脚を踏み込んだときに深く沈み込めるような股関節の動きにも繋がります。
今回の記事ではこの股関節の柔軟性を高めながら、適切な踏み込み等にもつながるストレッチをご紹介しましょう。
プレコモドストレッチ
踏み込みに近いポジションで深く股関節を折りたたむ動きを引き出すストレッチです。
股関節を深く適切に使いこなすために重要なのが、『膝や足首に不要なねじれの動きを伴わせない』ということ。関節の構造に則っていない動きは怪我の大きな原因となるためそのような動きは最小限にとどめる必要があります。股関節が適切に使いこなせるようになるとこの不要なねじれの動きを股関節が受け止めてくれるようになるため、パフォーマンスアップだけでなく怪我の予防にも非常に効果的です。
またストレッチは一つの姿勢のままで長く続けるよりも、その深く窮屈な可動域の中でほんの少しずつでも動きながら徐々に可動域を引き出していくことが大切です。
動画ではどのように動けば良いのか、動きの例もご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

コモドストレッチ
プレコモドの状態から背骨、骨盤のひねりを加えることで、切り返しなどの実際のスポーツ動作に必要な股関節周辺の複合的な可動域を引き出します。
1つの動きで様々な部分にアプローチ出来るので、ストレッチの時間効率を高めることにも役立ちます。

インナースクワット
背骨による代償動作を最小限にし、股関節の動きを最大限に引き出してしゃがみ込み動作を行います。
身体の軸が整った状態を保ちながら、股関節を深い可動域まで使いこなせるようになります。

インナースクワット ⇆ プレコモド
インナースクワットとプレコモドの動きを左右繰り返すことで、ストレッチとしての動きから実際の動きに近づけていくトレーニングとなります。

※ 【プレコモドストレッチ】【コモドストレッチ】【インナースクワット】- Full ver. -】の動画視聴料はそれぞれ【¥110(税込)】となります。
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THE コツ™️ TRAINING
堤 和也