相手の動きに反応して素早く動けるようになるための準備をするリアクションステップ。
このリアクションステップという言葉は主にバトミントンで使われているようですが、同じような動きはサッカーのゴールキーパーのシュートに対する反応や他にも様々なスポーツの場面で使用されている動きです。

今回の記事ではこのリアクションステップが最速で上達するためのコツと考え方をお伝えします。
リアクションステップとは?
リアクションステップとは、バドミントンで相手がシャトルを打つ直前に小さくジャンプし、着地時の反動を利用して素早く動き出すステップをいいます。

飛び跳ねると初動が遅れる
もしかするとリアクションステップを「飛び跳ねるような動き」として指導されているかもしれません。足を地面にべったり居着いたまま何も準備していない状況と比べると、飛び跳ねる動きをすると動き出しは速くなります。しかし飛び跳ねてリアクションしていると、一度跳び上がってから着地後ようやく動き出すことが可能となり、この身体が宙に浮いている時間は何も動くことができません。

タイミングが合えば問題ないのですが、ジャンプが大きすぎたりタイミングがズレてしまうと逆に動き出しが遅れてしまいかねません。
必要なのは『抜重』
この身体が宙に浮いている時間を最小限にしつつ、同時に地面を蹴って次の動作に繋げる準備として非常に有効なのが『抜重』と『抜重ステップ』です。
『抜重』とは、瞬間的な脱力により重心を落下させることで初動に必要な力源を得る身体操作です。
『抜重』と抜重を利用した『ステップ』を身につけるトレーニングの方法は以下の記事でご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。
浮身が合わせて使いこなせると準備は万端!
『抜重』は「瞬間的に身体の支えを外す動作」を指し、『浮身』は「いつでも抜重できる構え」つまり「抜重に至るための身体の状態」を指します。
抜重が出来るようになれば次は浮身を身につけ、試合中どんなタイミングでも動き出せるような状態を目指しましょう。
バトミントンの更なる上達を目指すなら…
是非以下の記事で紹介しているトレーニングにも取り組んでみてくださいね。
カラダ Design Lab.®︎
代表 堤 和也