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肘・膝を伸ばし切ってはいけない理由とは?

運動が得意な人と苦手な人と何が違うのかと考えたことがありませんか?

運動の得意・不得意を決定づけるものは脳を含め様々な要因が絡み合うので、一概に「コレだ!」と言えるものがあるわけではありませんが、運動の苦手な人によく見られる動きにはある特徴があります。

今回の記事ではその特徴の一つである、肘と膝の扱い方について考えてみましょう。

苦手な人の動きの特徴に心当たりがある方は是非その動きを修正し、手足を上手く扱えるようになってください。

肘・膝を伸ばし切ってしまう。

運動が苦手な人の動きの特徴として顕著なのがタイトルの通り「肘・膝を伸ばし切ってしまう」ということです。見た目の印象としては、腕が棒になっていたり、棒立ちになっていたりしているように見えます。

何かスポーツや武道などをされていたことのある方だと「伸び切った手の使い方、足の使い方では動きが上達しない」と何となくイメージ出来るのではないでしょうか?この理由を感覚的・経験的だけではなく、解剖学・運動学を駆使して論理的に考えてみましょう。

手足が伸び切ると運動が下手になる

なぜこのような手足を伸ばし切るような身体の使い方が運動の上達を妨げるのでしょうか?

まず両手もしくは片手で壁を押した姿勢を取ってみましょう。

このまま力強く壁を押そうとしてみてください。このとき「肘がほんの僅かに曲がった状態」「肘を強く伸ばし切った状態」とで壁に加わる力の差を比べてみましょう。

次に腕の状態は何も変えず、壁を押した状態のまま「膝がほんの僅かに曲がった状態」「膝を伸ばし切った状態」とで壁に加わる力の差を比べてみましょう。

肘・膝どちらも伸び切った状態の方が壁を押す力が弱まってしまったのではないでしょうか?

これらはつまり「肘・膝を伸ばし切ってしまうと力が上手く伝達できない」ということです。壁を押すとき足裏から地面に力を加え、その摩擦力・床反力を得、それを身体の中を通過し手まで伝達させることで壁を押す力を生み出します。この力の伝達が肘・膝を中心に抜けてしまうことで、壁を押す力が弱まってしまうのです。

壁を押す力が弱まるということは、
(腕において)
= 腕を介して対象物に適切に力を伝えられない
= 投げる動作が適切に遂行できない
(脚において)
= 地面からの力を上手く受け止めることができない
= 脚を使った移動動作(走る等)が遅くなる
ということです。

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