新体操の演技中に「手具を取りこぼしてしまう…」と悩んでいませんか?

演技中に手具を落としてしまうと、得点が下がるだけでなく、自信まで失ってしまいがち。でも、実はこれ、単に「キャッチが下手だから」ではなく、「身体の使い方」に理由があることが多いのです。
今回は、手具が落ちてしまう原因と、その改善方法を紹介します。
原因①:身体が固まると、手具を“弾いてしまう”
緊張や力みがあると、身体は固まります。特に腕や肩、手のひらに余計な力が入っていると、手具が当たった瞬間に「パーン!」と跳ね返すような反応が起きやすくなります。
これは、硬い板にボールを投げたときのようなもの。
手具が“吸収”されずに“弾かれて”しまうのです。
全身を使って柔らかく受け止めるためには、全身の脱力と手具の動きを全身で受け流すような滑らかな動きが必要です。
原因②:キャッチの時間が短い
手具をキャッチする動きが「一瞬」で終わっていませんか?
実は、“キャッチの動き”は0.1秒でも長くすることで、コントロールが安定しやすくなります。
キーワードは、「卵を受け止めるように」。

卵をキャッチするとき、手をその場にとどめているだけでは手に当たった瞬間に衝撃で割れてしまいますよね。卵を割らないようにするためには柔らかく包み込み、少し動きを“逃がす”ように“時間をかけて”受け止めるのがポイントです。
手具のキャッチもまさにそれと同じです。
Like catching an egg – エッグ キャッチ –
手具がどのような方向に動こうとしているのかを予測し、その手具の動きに自らの動きを合わせて柔らかく、包み込むようにキャッチするイメージを持ちましょう。
肘や手首の柔らかさを意識して、「握る」のではなく「受け流す」感覚をつかみましょう。うまくできるようになると腕だけではなく、体幹・下半身までも動きに参加し始めます。
動画では前進するだけですが、「横」「後ろ」など様々な方向に動きながら行うことでより実践的に対応できるようになります。様々な動きの中でこのようなキャッチを試みてください。
がんばろうとすればするほどに固くなってしまいがちなカラダ。このトレーニングを繰り返すことで、しなやかに受け流す“脱力コントロール”を身につけましょう。
なぜ上からキャッチするのか?
エッグキャッチをトレーニングとして行うには上からキャッチするのがコツです。
それは、下からキャッチしようとすると、身体を固めてしまった状態でも何とかキャッチ出来てしまうから。上からキャッチする際に、身体が固まっていると手の中から抜け落ちて落としてしまいやすいため、手にしっかりと吸いつけようと自然と全身で動きを受け流すように身体が反応します。
エッグキャッチが1人で上手くできるようになれば、二人組になってお互い様々な方向に投げ合いながら、キャッチの練習を行えるとより効果的ですね。
◆ まとめ
手具を落としてしまう背景には、身体の“緊張”や“急な動き”が潜んでいます。
大切なのは、「もっとしっかり取らなきゃ!」と力むことではなく、「柔らかく、長く時間をかけて、包み込むように」受け流す感覚を育てること。
ぜひ、「エッグ・キャッチ」のイメージを取り入れて、手具が手に吸い付くようなキャッチを目指しましょう!
カラダ Design Lab.®︎
代表 堤 和也